まずは知ろう!
実はこわい犬の歯周病ってどんな病気?
犬の口臭の原因とリスク
見過ごしがちな『犬の口臭の原因とリスク』
犬の口臭は、ニオイだけでは済まないデリケートな問題です。
口はいわば身体の入り口。入り口に異変が起きると身体全体に影響が及びます。口の異変を放置すると、歯槽骨やアゴの骨がダメージを受けるだけでなく、心臓や腎臓の病気にかかるリスクまで高め、愛犬の寿命を縮めてしまうことになるかもしれません。
それらのリスクを回避するためには、口臭に異変を感じた時に、その原因を見つけて解決する必要があります。
犬の口臭の原因
犬の口臭に異変が起きる主な原因は3つあります。
①食べ物(傷んだフードや食糞)
②内臓の不調
③口の中の炎症や疾患
この中でも特に多い原因は「口の中の炎症や疾患」
つまり歯周病です。
2歳以上の犬の8割が、何らかの歯周病を患っており小型犬は更に高頻度であるとも言われています。(世界小動物獣医師会のガイドライン2017)
犬の歯周病のリスク
犬の歯周病は、口の中に残った食べカスで歯周病原細菌が増えることから始まります。
歯周病原細菌の影響は、やがて歯肉や歯槽骨、アゴの骨にまで及びます。
口の中で菌が増えると、菌が体内にも影響を与え、内臓疾患のリスクが高まります。
口の中を清潔に保つとともに、免疫力を高めることで菌の増殖を抑え、これらのリスクを軽減することができます。
歯周病リスクが発生する前に獣医師へ相談を
「時々、お口が臭うね。」「これくらいならいいか。」というレベルでも歯周病が進んでいる場合があります。
口臭は、歯周病発見の鍵ではありますが、口臭が発生する段階では、かなり歯周病が進んでいるケースも多いのです。
歯周病の進展は見た目だけでは分からず、早期発見には動物病院で診察する以外に方法がありません。
できるだけ早く、定期的に動物病院でのチェックを受けましょう。
もし、歯周病が見つかったら、動物病院での歯科衛生処置に加え、歯周病原細菌を抑え歯肉の炎症を軽減できる世界初の動物用医薬品「インターベリーα®」が適応になるか聞いてもよいかもしれません。
少しでも気になればすぐにでもデンタルケアに力を入れておられる動物病院に行って、「口臭が気になるので、歯周病の検査をお願いします。」と相談してみてください。